
ap bankは2025/3/15に福島県大熊町で開催されるイベント「OKUMA ODYSSEY – おおくま学園祭2025」に参加します。
福島県大熊町は福島第一原発の立地自治体であり、一昨年から帰還困難地域が一部解除され、ようやく復興が本格的にスタートしました。この大熊町にて、2025/3/15、「OKUMA ODYSSEY – おおくま学園祭」というタイトルのイベントが実施されます。
このイベントは大きく2つの目的で開催されます。1つ目は交流。大熊町は依然町外に住まれている方々が、住民票数の約9割にのぼります。町外にお住まいの方と、そして今現在町に住まれている方、そしてこれから新しく町に関わっていく方々の交流を目的にイベントは開催されます。2011年の東日本大震災直後、ap bankは福島にどういうことができるか、何度も足を運び、「Meets 福しま」などのプログラムを実施しましたが、放射能という課題などを前に、宮城県や岩手県と比べて踏み込んだ支援ができなかった、という思いが、様々な立場の方々同士の交流を促していく本イベントに微力ながら協力したいと思った理由の一つです。
イベントの2つ目の目的は「ゼロカーボン」です。大熊町は2050年までに二酸化炭素の排出を削減していき、実質ゼロにすることを目指しています。原発事故を経験した町だからこそ、原発や化石エネルギーに頼らず、地域の再生可能エネルギーを活用した持続可能なまちづくりに取り組み、私たちの子ども、孫たちが誇りをもって語れるまちにしていきたい、という思いからです。この目標に沿って、イベントを通じて大熊町の考えを広く伝える目的で、本イベントをゼロカーボンで実施します。
ゼロカーボンの達成については、J-クレジット東北地域推進協議会の監修の元、できるだけCO2を削減する施策として、ステージに使用する電力は水素を燃料にする燃料電池自動車「MIRAI」を持ち込み、そのバッテリー電源でまかないます。また会場であるOIC(大熊インキュベーションセンター)は大熊町の太陽光発電会社の「るるるん電力(太陽光)」を利用しております。また、飲食出店者の電気に使うバッテリーの充電もOICより行います。また来場者の排出するCO2については、国立環境研究所が試算する来場者が発生させる1日分のCO2量を排出量として設定し、排出総量分をCO2クレジットを購入してオフセットすることで、本イベントのゼロカーボン(カーボンニュートラル)を達成します。ap bankとしても、この取り組みに賛同して、本イベントへの参加となりました。
このイベントに関する小林武史が参加した対談記事はこちらからご覧ください。
イベント詳細はイベントホームページをご確認ください。